股旅記

下町にお寺に温泉、鉄道、御朱印、城めぐり、古い町並み。。。さすらいの記憶。

東京散策  ~麻布の坂道めぐり~


今日は、前回訪れた広尾から麻布を散策。

広尾から麻布へは意外と近く、十分徒歩圏内。途中には緑あふれる閑静な住宅街やお寺なんかがあって、散策には最適です。歩いてる途中で、特におもしろかったのが坂道です。


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麻布周辺は起伏が激しい土地で、至るところに坂道があります。麻布の坂道は江戸時代から存在する歴史ある坂道だけに、個性的な名前が付いた坂道が多いです。写真は「狸坂」。昔は人を化かす狸がこの辺りにいたんでしょうね。


港区には89の坂があるそうですが、そうのうち麻布地区には42の坂があるとか。まさに坂の街。坂には、それぞれちゃんとした由緒があるのですが、その一部を紹介しましょう。




暗闇坂…樹木が暗いほど生い茂っていたことに由来。今もかなりの木が茂ってます。

仙台坂…坂の南部一帯が仙台藩伊達家の下屋敷だったことに由来。

うどん坂…18世紀末頃まで松屋伊兵衛という「うどん屋」があったためついた名。

鼠坂…細長く狭い道を、江戸でねずみ坂と呼ぶことがあったと言われる。



これらの名前から分かることは、江戸時代の麻布は人通りも少なく、大名屋敷が多かったのではないかということ。動物の名や大名からとった名前が多いですからね。実際に、江戸時代の絵図を見れば麻布には大名屋敷が多くあったことが分かります↓

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ちょっと見にくいですが、先ほど紹介した仙台藩伊達家をはじめ木下家、鳥居家といった大名屋敷や旗本の屋敷が多くあるのが分かります。ちなみに、これら大名屋敷は明治以降、皇族や華族の屋敷、果ては諸外国の大使館へと利用されていきました。実際、仙台藩の屋敷跡には韓国大使館があります。麻布や広尾に大使館が多い理由はここにあったのですね。



麻布の隠された歴史を紐解きに、坂道めぐりなんてのも面白いかもしれません。
筋肉痛は覚悟しなければですが…
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by hi-paddy | 2005-05-12 10:54 | 東京下町散策