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東京散策  ~麻布の蛙伝説~

今日は十番商店街のすぐ近く、十番稲荷神社の紹介。




前回紹介した浪花屋さんの前の道から大通りにでると大きな鳥居が見えます。
この神社、末広神社と竹長稲荷神社という2つの神社を戦後に合併したもの。どちらの神社も古くからこの地にある由緒ある神社で、竹長稲荷神社は平安時代の創建らしいです。

境内は都会の神社らしくこじんまりとしていますが、いろいろ面白いものもあります。




この狛犬は戦前の歌手「音丸」さんが寄付したものだそうです。
銘板には当時のコロンビアレコード関係者の名が刻まれています。
ちなみに、現在の社殿は平成八年に新築したものですが、以前は昭和の喜劇王、エノケン(榎本健一)が奉納した鳥居があったとのこと。彼はここ麻布の出身だそうです。




十番稲荷神社は港区の七福神巡りのなかで「宝船」を祀ってある神社ということになっています。そのため、七福神みんなを乗せた縁起のよい石像があるのです。




いろいろある中で一番興味深いのがこの蛙の置物。階段の右脇にちょこんとあります。
なんで、神社に蛙が?と思いますよね。
実はこれ、麻布に伝わる蛙伝説にまつわるものなのです。

文政四年(1821)、麻布周辺が殆ど焼けてしまった大火がありました。そのとき、備中成羽(今の岡山県西部)の領主、山崎主税助の屋敷のみ、邸内にある池から現れた大蛙が水を吹きかけ、火を退けたために類焼を免れたのです。この噂が広がり山崎家に御神札を求めようとする人が後を絶たず、山崎家では文政四年の九月から「上」(じょう)という一字が書かれた御神札を授けるようになりました。

その後、御神札は末広神社から授与されるようになりました。一時は中断されたこともありましたが、昭和五十年八月よりかえるのお守りとして復活し、それを記念してこの蛙の像が置かれたというわけです。ちなみに、山崎家にあった池は「がま池」と呼ばれ現在もかろうじて残っています。しかし、今後の開発で埋め立てられる可能性もあり、地元では保存運動が行われています。


歴史ある池だけに何とか残せないものでしょうかね…


ちなみに、麻布には七不思議というものがあるらしく、この蛙伝説もその一つ。
他の七不思議を知りたい人はコチラへどうぞ。
「六本木」という地名も七不思議のひとつだったりします。

by hi-paddy | 2005-05-15 18:05 | 東京下町散策 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 東京生活日和 at 2005-08-18 10:04
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