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股旅記

下町にお寺に温泉、鉄道、御朱印、城めぐり、古い町並み。。。さすらいの記憶。

江戸三十三観音 第十一番 円乗寺



本日は江戸三十三観音。
ある事件に関係のある二つのお寺を紹介します。


まずは第十一番札所の「円乗寺」です。


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都営地下鉄三田線の白山駅から徒歩で3分ほど、ビルの谷間に
円乗寺はひっそりとあります。

入ってすぐに目に付くのが、色とりどりの千羽鶴に囲まれたお地蔵さん。


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幟には「八百屋於七地蔵尊」の文字。

そう、この円乗寺は天和3年(1683年)に放火の罪で処刑された
八百屋お七の墓があるお寺なのです。

浄瑠璃や歌舞伎の題材として昔から取り上げられている悲劇だけあって
お墓にはたくさんの花が供えられています。

お七は実在の人物で、火刑で処刑されたということは事実ですが、
その動機は実ははっきりと分かっていなかったようです。
少女を罪に走らせた事実は何だったのでしょうか。。。


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本堂の玄関にあった象の置物。
暗い話にまつわるお寺に少しの癒し。


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by hi-paddy | 2009-06-12 20:33 | 江戸三十三観音巡り