こち亀の世界
2005年 01月 13日
皆さんはこのブログの左にある「ライフログ」をご覧になりましたか?そこで私が紹介している本の中に『両さんと歩く下町―「こち亀」の扉絵で綴る東京情景』という本があります。この本はご存知、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の作者である秋元治さんが『こち亀』で描いた扉絵と共に作品の舞台となる下町を巡り、紹介するという本です。
私は葛飾区の隣、足立区の出身で、亀有には祖母がいたため、こち亀の舞台となる下町は自分の思い出の地である場所がほとんどでした。例えば上の扉絵で描かれている足立区千住東の踏み切り。この踏み切りは私が高校時代によく自転車で通った場所なのです。踏み切りの左には東武線の牛田駅があり、後ろには金八先生のドラマにもたびたび登場する30階建てのマンションが描かれています。このマンションは千住のランドマーク的存在になっています。
こち亀は29年の長きに渡って連載してるため、秋元さんが描いた下町風景の中には既に消えてしまった風景もあります。左の絵は上野駅構内にあった「ジャイアントパンダ」です。上野駅の待ち合わせ場所としてよく使われていました。子供の頃はパンダがあまりにでかくて結構恐かったもんです(笑)現在は上野駅は改装されてしまい、このパンダは3階にいます。
昔の東京にはこの様な駄菓子屋さんが至るところにありました。私の子供の頃もこの様な木造の駄菓子屋さんが近所に数軒あり、遠足前はたくさんの小学生で賑わっていました。今思うと、駄菓子屋の商品陳列方法ってドンキホーテに似てません?なんか買いたくなってしまう構造なんですかね。
最近の東京は再開発などが活発に行われ、下町の風景はどんどん失われていますしかし、地震対策などを考えると、建物を建て替えたり、町を再開発するのは仕方ないことです。秋元さんは、そんな消えつつある下町の風景を絵にして残さなければとの思いから、多くの下町風景を描いたそうです。自分の思い出の風景が消えてしまうことは悲しいことですもんね。私が古い町並みや建物、下町風景を写真で残そうとすることも、こんな思いからなのかもしれません。
こち亀は29年の長きに渡って連載してるため、秋元さんが描いた下町風景の中には既に消えてしまった風景もあります。左の絵は上野駅構内にあった「ジャイアントパンダ」です。上野駅の待ち合わせ場所としてよく使われていました。子供の頃はパンダがあまりにでかくて結構恐かったもんです(笑)現在は上野駅は改装されてしまい、このパンダは3階にいます。
昔の東京にはこの様な駄菓子屋さんが至るところにありました。私の子供の頃もこの様な木造の駄菓子屋さんが近所に数軒あり、遠足前はたくさんの小学生で賑わっていました。今思うと、駄菓子屋の商品陳列方法ってドンキホーテに似てません?なんか買いたくなってしまう構造なんですかね。
最近の東京は再開発などが活発に行われ、下町の風景はどんどん失われていますしかし、地震対策などを考えると、建物を建て替えたり、町を再開発するのは仕方ないことです。秋元さんは、そんな消えつつある下町の風景を絵にして残さなければとの思いから、多くの下町風景を描いたそうです。自分の思い出の風景が消えてしまうことは悲しいことですもんね。私が古い町並みや建物、下町風景を写真で残そうとすることも、こんな思いからなのかもしれません。
by hi-paddy
| 2005-01-13 18:06
| 東京下町散策