股旅記

下町にお寺に温泉、鉄道、御朱印、城めぐり、古い町並み。。。さすらいの記憶。

 【古寺探訪】   山寺 ~山形県山形市~

今日は山形県にある山寺(正式名称・立石寺)を紹介します。

前回、喜多方市で町並み見学を終えた私は、仙台に向かいそこで1泊。牛タンに舌鼓を打ちながら、早朝に仙台駅を出発し、仙山線「山寺駅」にて下車したのです。

b0062495_15343598.jpg
駅から山寺は近く、徒歩10分ぐらいで着きます。駅から山寺が見えたのですが、なんと高い山なんでしょう(゚Д゚;)!!山寺駅での滞在時間は、電車の接続の関係もあって、1時間30分。この山を見て、果たして時間内に戻ってこれるのだろうかという不安がこみ上げました…

b0062495_1535298.jpg
山寺に入るとすぐ見えるのが重要文化財に指定されている「根本中堂」です。14世紀に建てられたもので、ブナ材を使用しています。そのためでしょうか、京都や奈良の寺院とは違った、素朴なあじわいのある建物になってます。ちなみに、堂内の法灯は1100年前に延暦寺から分けられて以来、ずっと光を放っていて「不滅の法灯」とも言われています。信長が延暦寺を焼き討ちした時は逆に山寺から灯が分けられたそうです。

根本中堂の近くには「芭蕉像」があります。松尾芭蕉も門人の曽良とこの山寺を訪れたわけです。そして詠んだのがこの有名な俳句

静かさや巖にしみ入る蝉の声

ま、私が訪れたのは真冬なので残念ながら蝉の声は聞こえませんでしたが、静かなのは確かです。なんせ、私が山寺を訪れたのは…
朝の8時半ですから!!残念━━(⊃Д`;)━━━!!!!
つーわけで、人も全然いなくて、不気味なほど静かでした。

b0062495_1539534.jpg

b0062495_15382423.jpg
拝観料を払って山門を抜けると、いよいよ登山開始です。ええ、参拝じゃないっすよこれ。完全に登山。まさに修行者の山。辺りはうっそうと木が茂り、周りに見えるのは白い雪と石仏たちだけ。他には何もありません。人もいないし、本当に静かな世界でした。慈覚大師が座ったという「御休石」を過ぎると、巨大な岩も多く見えてきて、山寺が断崖絶壁の上にあることがよくわかります。

b0062495_15361281.jpg

仁王門です。19世紀に建てられました。このあたりは特に奇岩とも言うべき岩がたくさんあり、異様な光景をつくり出しています。この仁王門あたりで登山はひとまずおしまい。

b0062495_15501941.jpg

b0062495_15534849.jpg
山寺のハイライトとも言うべきが、この五大堂です。18世紀に作られた舞台式の御堂、簡単に言うと、清水寺の舞台のミニチュア版です。しかし!高さが違います。本当に崖の上にあるので、高所恐怖症の人は大変でしょうね。五大堂からは修行者のみが入れる「釈迦堂」も見えます(写真下)。ちなみに仁王門からこの五大堂までの道はツルツルに凍っていて、何度も転びながらきました(x_x)

この他さらに奥に「奥の院」などもあったのですが、電車の関係で、ダッシュで引き返しました。結局、帰るまでに見かけた人は3人ほどで、ほぼ貸し切り状態で見学できたのがよかったです。雪と静寂さがあいまった、よい雰囲気を味わえました。山寺は冬に行くのがおすすめ!(ただし、一人でくると少々恐いかも…)
[PR]
by hi-paddy | 2005-01-15 16:08 | 古寺探訪