【古寺探訪】 常寂光寺 ~京都市右京区~
2005年 07月 26日
「常寂光土」
永遠・絶対の浄土を意味する仏教用語。
常寂光寺という寺名はこの常寂光土に由来するものです。
小倉山の織りなす美しい紅葉、静寂な雰囲気が
常寂光土を思わせるものだったのでしょうか。
今訪れてもその静寂な、鄙びた雰囲気は十分に残っています。
常寂光寺の創建は江戸時代のこと。日蓮宗の上人の隠居所として始まりました。決して派手な見所はないですが、そこが逆にこのお寺の静寂さを一層引き立てているような気がします。
こちらは入ってすぐのところにある「仁王門」です。茅葺屋根のこじんまりとした門です。が、中に安置されている仁王像は運慶作のものだとか。本国寺から移築されてきたものだそうです。
常寂光寺は山の斜面にあるため、奥に行けば行くほど山を登っていきます。そんなお寺の奥のほうにあるのがこの多宝塔。京都の町衆の寄進だそうです。こじんまりとしていますが、非常に美しい形をしいて、国の重要文化財に登録されています。
ちなみに、多宝塔のある辺りからは京の町が一望できます↓
本堂の近くには庭園もありました。こちらもこじんまりとした庭園ですが
緑が美しく、縁側に腰掛けてじっと見ているとなんだか癒されていきます…
常寂光寺は紅葉の名所として有名ですが、夏や春の方が人が少なく
このお寺の持つ独特の雰囲気を味わえる気がします。
永遠・絶対の浄土を意味する仏教用語。
常寂光寺という寺名はこの常寂光土に由来するものです。
小倉山の織りなす美しい紅葉、静寂な雰囲気が
常寂光土を思わせるものだったのでしょうか。
今訪れてもその静寂な、鄙びた雰囲気は十分に残っています。
常寂光寺の創建は江戸時代のこと。日蓮宗の上人の隠居所として始まりました。決して派手な見所はないですが、そこが逆にこのお寺の静寂さを一層引き立てているような気がします。
こちらは入ってすぐのところにある「仁王門」です。茅葺屋根のこじんまりとした門です。が、中に安置されている仁王像は運慶作のものだとか。本国寺から移築されてきたものだそうです。
常寂光寺は山の斜面にあるため、奥に行けば行くほど山を登っていきます。そんなお寺の奥のほうにあるのがこの多宝塔。京都の町衆の寄進だそうです。こじんまりとしていますが、非常に美しい形をしいて、国の重要文化財に登録されています。
ちなみに、多宝塔のある辺りからは京の町が一望できます↓
本堂の近くには庭園もありました。こちらもこじんまりとした庭園ですが
緑が美しく、縁側に腰掛けてじっと見ているとなんだか癒されていきます…
常寂光寺は紅葉の名所として有名ですが、夏や春の方が人が少なく
このお寺の持つ独特の雰囲気を味わえる気がします。
by hi-paddy
| 2005-07-26 23:40
| 古寺探訪