股旅記

下町にお寺に温泉、鉄道、御朱印、城めぐり、古い町並み。。。さすらいの記憶。

真壁町 卒論フィールドワークの旅②


何とか無事に真壁町に到着。アポを取ったNPO代表の方に会いに行きます。




真壁町のまちづくりを主導しているNPO、それが「ディスカバー真壁」という団体。
この団体は真壁町に残る歴史的遺産(古い町並み)を活かしてまちづくりを行おうということで1993年に設立された団体で、以来、「蔵のコンサート」や「フォトコンテスト」などのイベントを開催したり、行政の側にまちづくりを働きかけるなど精力的に活動してきました。


様々な土地を旅してきた私ですが、このようなNPOの方と会うのは初めてのこと。
若干、緊張気味です…まるで就活の時のOB訪問を思い出します(笑)

さっそくお宅に伺ったのですが、代表の方のお宅自体が登録文化財に指定されている古い建物。重厚な蔵に歴史を感じさせる主屋。余計に緊張感が…一体どんな人なのだろう。



勇気を出して扉を開けます。ガラガラ…






中に入ると見えたのが昔ながらの土間。そして、立派な柱の数々。下駄がいい味出していますねぇ。なんて、感心してる場合じゃないや。ごめんくださ~い!!

すると出てきてくださったのが着流し姿のご老人。
設立されて間もない団体だったので若い人が代表なのかなと思っていたのでちょっと意外でしたが、お話しを伺っているとかなり熱い方で、まちづくりに対してしっかりした考えを持った方でした。そしてこの町を心から愛しているということが話の端々からうかがえました。

ディスカバー真壁設立当初の頃は住民の方々からも関心を示されず、冷たい目で見られていた期間もあったそうです。しかし、ディスカバー真壁の方の熱心な啓蒙活動や数々のイベントを開き、町外の人が訪れるようになることで、自らの町の素晴らしさを住民の人々が徐々に理解し始め、現在では積極的に、楽しんでまちづくりに参加してくれるようになったとのこと。その過程を語るときのお顔が非常に嬉しそうだったのが印象的でした。




現在では行政の側も積極的にまちづくりを推進しているらしいですが、代表の方は一つ、忘れてはならないことがあるとおっしゃっていました。それはまちづくりの目的が真壁を有名な観光地にすることになってはならないということです。まちづくりをする過程で観光地化してしまい、住民にとって住み辛い町になってしまったという例はいくつかありますが、そうでなく、まちづくりの目的は地域住民が自らの故郷に誇りをもつことにあると語っていました。また、外から来た人にとって、この真壁町がホッとする、癒される場所になってくれれば幸いだと語っていました。



初めて会った私に対しても丁寧にまちづくりに対する思いを語ってくれた姿勢も、このまちづくりに対する真剣な思いがあるからなのだなぁと感じさせてくれました。ただ、行政の側とは若干、意見に食い違いがあるかもしれないと語っていらっしゃったので、今度は行政側に意見をぜひ聞いてみたいと思いました。
[PR]
by hi-paddy | 2005-08-05 21:22 | 旅日記