股旅記

下町にお寺に温泉、鉄道、御朱印、城めぐり、古い町並み。。。さすらいの記憶。

【江戸三十三観音巡り】 第七番 心城院



上野公園をぶらりと散策した後、第七番札所の心城院へと向かいます。


心城院があるのは湯島天神のすぐ隣、路地裏の一角にあります。
パンフレットがなければ恐らくたどり着けなかったでしょうね…(^^;)







境内はかなり狭い!!今日見た寺院の中では最もこじんまりとしたお寺でした。写真に写っているのがほぼ境内の全て。しかし、小さいからといってナメてはいけません!!この小さなお寺には深い歴史、そして意外に多くの見所があるのです。





心城院のはじまりは江戸時代。当時の湯島天神の別当が菅原道真と縁の深い「大聖歓喜天」を奉安し、開山したそうです。以来、湯島聖天として江戸市民の信仰を集め、広大な境域を持つに至ったそうですが、明治維新後の廃仏の嵐には逆らえず、現在の様にこじんまりとしたお寺になったとのこと。







それでは、境内の見所紹介。

上の写真は「柳の井戸」。
江戸の市中でも評判の名水で、文献には「この井は名水にて女の髪を洗えば如何ように結ばれた髪もはらはらほぐれ垢落ちる。」とあるそうです。今となっては、髪を洗える雰囲気ではないですが…

関東大震災の際にもこの井戸は枯れず、被災者達の命を救い、現在も防災井戸の認定をうけています。まだまだ現役の江戸の名水です。






さらに、本堂の右側、緑が生い茂っている空間に小さな池があります。この池は「放生池」といい、元禄の昔から縁起のよい亀が放たれているのですが、これにちなんで心城院は「亀の子寺」という別名もあるそうです。なんにしても、水に縁のあるお寺のようで、そのせいか境内が涼やかな感じがします。夏に訪れるのには最適。







心城院は湯島天神から男坂(写真奥の階段)を下ったところにあります。
あたりはビルに囲まれながらも下町の雰囲気が健在です。

それにしても、この日は暑かった!!隣の「氷」の旗が魅力的すぎる…
有名な和菓子屋も周囲に多数あり、食も充実している湯島でした。
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by hi-paddy | 2005-09-12 20:59 | 江戸三十三観音巡り